世界の論文から

Fertil Steril 2018 Mar

体外受精治療をしているすべての人にPGT-A(染色体異数性に対する着床前検査)が必要なのかを調査したところ、すべての人に行うべきとする充分な根拠はないという結論がでた。

Hum Reprod 2017 May

クロミフェンやアロマターゼインヒビター(レトロゾールなど)を用いて卵巣刺激をして人工授精をする場合、子宮内膜の厚さと妊娠率との間に相関を認められなかった。

Hum Reprod 2017 Jul

禁欲期間を2時間として採取した精液において、精液量、精子濃度、総精子数、総運動精子数は低下したが、運動精子率は上昇し、運動速度も早まった。前進運動精子の割合の上昇も認められた。

Fertil Steril 2017 Dec

染色体異数性をみる着床前検査をするにあたり、検査の胚に対しての影響をみた。胚から細胞を採取し、凍結融解移植をしたグループとそれを2回行ったグループとを比較した。2回の検査と凍結融解を繰り返したグループの妊娠率が明らかに低下していた。

Hum Reprod 2017 Aug

無排卵症を伴うPCOS患者に対して、第1選択としてレトロゾールを投与したグループはクロミフェンを投与したグループよりも患者あたりの臨床妊娠率は有意に高かった。

Hum Reprod 2017 Jan

地中海式食事(果物、野菜、全粒穀物、魚)の割合が高い男性においては、精子濃度、総精子数、および精子運動率の向上が認められた。

Fertil Steril 2017 Dec

無精子症の男性において、染色体異常の発現率は14.4%だった。

Fertil Steril 2017 Jan

過去15年間に中国の若い男性の精液所見を調べた。精子濃度、総精子数、前進運動精子数および正常形態精子が低下していることが明らかになった。

Hum Reprod 2017 Feb

自己の卵子を用いた体外受精治療と比較し、着床前診断を行った症例において、早産や低出生体重などの周産期リスクの上昇は認められない。

Fertil Steril 2018 Apr

比較的年齢が高い40歳以上の女性から得られた子宮内膜細胞の研究によると、DHEAが脱落膜化を促進させるという結果が得られた。移植時期前後にDHEAを補充することは子宮内膜の機能を促進させる可能性があることが示唆された。

Fertil Steril 2018 Apr

体外受精治療において、卵巣刺激後期でプロゲステロン値が上昇することがあることは25年以上前から報告されている。メカニズムはまだ不明であるが、この上昇が卵子には影響を与えない、もしくは受精卵(胚)に対しても悪影響はないと考えられている。

Human Reproduction 2018

ビタミンD不足は胎盤形成不全に関与するといわれている。さらに、着床不全や着床異常のリスク上昇にも影響しているのではないかと言われている。体外受精治療している女性において、mビタミンDを含めたサプリメントが充分に摂取された場合、高い妊娠率が得られた。

Human Reproduction 2018 May

タイムラプスを用いた評価法によりDay3の胚を選択し移植したところ、形態的評価を用いて選択肢したDay5の胚移植よりも継続妊娠率は低下した。

Fertil Steril 2018 より

海外では体外受精で得た受精卵の染色体スクリーニング検査を行っている。完全に染色体異常の受精卵が判断できるわけではなく、モザイク胚といって正常と異常が混ざった染色体検査結果がでることもある。モザイク胚の妊娠率は30%であったことが報告された。

Human Reproduction 2017 Janより

体外受精治療で妊娠し出産に至った女性と自然妊娠の女性とを比較した。産後の産褥という時期に起こる精神病のリスクは体外受精後で上昇することはなかった。