2012年

Hum Reprod Update 2012より

重度肥満患者から得られた卵細胞は正常BMI患者から得られた卵細胞と比較して紡錘体の異常や染色体配列が不整なものの割合が有意に高いという結果が得られた。

Hum Reprod Update 2012より

精索静脈瘤をもっている男性において、喫煙は精液所見に悪影響をもたらす。またその喫煙が機能的な質を低下させ精漿の酸化ストレスの上昇を引き起こす。

Human Reproduction 2012 Oct. より

若い男性で食事の傾向により精液所見が影響を受けるかどうかを検討した。食事を二つのパターンに分けた。Western パターン(赤身の肉、生成した穀類、ピザ、スナック高カロリーの飲料水およびスウィーツなどの摂取量が高いもの)とPrudentパターン(魚、鶏肉、フルーツ、野菜、豆類、全粒穀物などの摂取量が高いもの)。精子の前進運動精子率とPrudentパターンが正の相関があった。

Human Reproduction 2012 Octより

精子DNA損傷のレベルは流産率の上昇と正の相関を示すことが明らかになった。

Obstetrics & Gynecology  2012  Sepより

妊娠第1三半期におけるインフルエンザワクチンは児の大きな奇形の発現率の上昇と相関することはなかった。むしろ死産率の低下と関連した。

J. Clin Endocrinol Metab, 2011より

不妊治療を行った特発性の低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の女性のAMH値変化を観察した。AMHはゴナドトロピン製剤使用により変動があった。特発性の低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の女性のAMH値は卵巣予備能の指標としての使用には限界がある。

Lancet 2012より

体外受精の移植胚数と生産率や有害転帰に対する年齢の影響を検討した。40歳以上の場合、2個胚移植は1個移植に比較して生産率が良好であった。

Endocr Pract , 2010より

潜在性甲状腺機能低下症に対する甲状腺ホルモン(T4)投与により、受精率、妊娠率、出産率が有意に改善し、流産率が低下した。

Hum Reprod Update 2011より

現在行われているPGS(着床前遺伝子スクリーニング)は体外受精の生産率に有益な影響があるというエビデンスはない。むしろ、高齢の女性では生産率を有意に低下させる。PGSを臨床に導入する前に注意深く評価されるべきである。

Fertility and Sterility 2012 Jun. より

双発卵巣機能不全(POF)と診断された中国人女性において、染色体異常の発言頻度は12.1%であった。X染色体の構造異常、X染色-常染色体転座およびX染色体数的異常が早発卵巣機能不全の発現に大きくかかわっていることが明らかにされた。

Human Reproduction 2012 Aprより

体外受精を受けた女性において、すべての癌、およびホルモンが関わるリスクは上昇することはない。

Fertility and Sterility 2012 Aprより

排卵後高温期時期において子宮粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなどにより子宮腔に異常を認めたグループでLIFという分子の有意な低下が認められた。このような変化が生殖能の低下を引き起こす原因となっているのではないかと考えられる。

Human Reproduction 2012 Mayより

妊娠初期に貯蔵鉄が充分な妊婦さんは妊娠期間中母体の鉄レベルは良好に保たれ、児の生下体重にもポジティブな影響を与える。妊娠前に貧血有無をチェックすることは有用である。

1歳未満の早期死亡を除外すると、早産(37週未満)は小児早期と若年成人期の死亡率を上昇させる独立因子といえる。

Fertility and Sterility 2012 Sepより

卵巣刺激下の人工授精は体外受精の前段階として広く試みられているが、これが多胎分娩の拡大をまねく要因となっている。

American Journal of Gynecology 2011 Decより

後期早産児において新生児合併症はかなりの頻度で認められる。

Fertility and Sterility 2012 Sepより

母体にメトフォルミン(インスリン抵抗改善薬)を投与することにより母体、胎児のアンドロゲンおよび抗ミュラー管ホルモンレベルに影響をもたらすころはなかった。

Human Reproduction 2012 Janより

VEGF-AはOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の発症に関わっており、それsVEGF-Rのレベル変化によりOHSSの重症度も変化するものと思われる。

American Journal of Gynecology 2011 Decより

妊娠11~14週において超音波診断で癒着胎盤のリスクを判定することは有用である。

Obstetrics & Gynecology 2012 Janより

妊娠糖尿病を有する妊婦が増加している。妊娠糖尿病と診断された女性は、分娩後に2型糖尿病で進展し、児には肥満などネガティブな問題が発生すると報告されている。

American Journal of Obstetrics & Gynecology 2012 Janより

子宮筋腫を診断する場合、その位置、大きさ、数、内膜との関係を正確に知る必要がある。現在のところMRIによる画像診断がその状態を正しく知る上で最も優れている方法である。

Human Reproduction 2012 Janより

Mild cycle IVFは時間的な意味合い、身体的、心理的な健康への影響力という点からポジティブに患者女性のあいだで受け止められていることが明らかになった。

J Assist Reprod Genet 2008 Augより

体外受精治療時に卵胞発育特に後期にはLHが必要となることが分かった。