2014年

Fertility and Sterility 2014 Mar. より

受精障害に対し行われたrescue ICSIは、妊娠率そのものはそれほど高値ではない。rescue ICSIによって救われた受精卵から発生した胎児の奇形率は上昇しない。

Human Reproduction 2012より

多嚢胞性卵巣症候群による無排卵の不妊女性に対する第1選択治療はクロミフェン療法とFSH低用量療法のどちらかを検討した前向き無作為化多国間試験をした。臨床妊娠率、累積妊娠率、累積生産率など各項目においてFSH低用量療法が優れていた。

Human Reproduction 2013 Novより

黄体期においてestrogen primingを試みた場合、低卵巣反応の患者におけるキャンセル率は低下し臨床的に妊娠率の改善が認められた。

American Journal of Obstetrics &Gynecology 2013 Janより

BMIの上昇は、帝王切開における皮膚切開から児の娩出までの時間延長と有意な相関を示した。また、新生児合併症とも有意な相関を示した。肥満女性における帝王切開の際にはどのような対応がよいか検討する必要がある。

American Journal of Obstetrics &Gynecology 2013 Octより

体外受精で出産に至った妊娠例において妊娠前の母体の肥満と低身長は単胎妊娠、双胎妊娠に関わらず、早産のリスク上昇と有意な相関を示した。

Human Reproduction 2013 Oct より

良好胚盤胞に至る確率は48時間以内の培養の状態から予測することができる。しかし、タイムラプスTime-lapse(インターバル動画)で得られたパラメーターで妊娠を予測することはできない。

Human Reproduction 2013 Oct より

双胎妊娠の場合、膜性診断結果に関わらず妊娠7週~9週においてCRL(頭からおしりまでの長さ)に不均衡が認められた場合には、その後妊娠初期において1児が死亡するリスクは上昇する。

American Journal of Obstetrics & Gynecology 2013 Janより

妊娠中に拘束装置(シートベルトなど)を用いなかった場合には自動車事故に伴う胎児死亡のリスクは上昇する。

Fertility and Sterility 2013 Jul より

卵巣が排卵誘発剤の低反応である患者の場合。体外受精治療の際に2個以上の卵胞が認められた際には人工授精へ変更するよりも体外受精を行った方が高い妊娠率を得られたことから、2個以上の卵胞を認めた患者においては体外受精を勧めることがメリットとなるものと思われる。

Fertility and Sterility 2013 Jul より

重度精子奇形症の患者が初回あるいは2回目のARTを受ける際にはIMSI(Intracytoplasmic Morphologically selected Sperm Injection)が有用な選択肢となる。しかし、重度男性不妊を伴わない反復着床障害の患者においてはIMSIが妊娠率を改善することはない。

Human Reproduction 2013 Junより

ヒトの精子において、DNAフラグメンテーションと染色体の数的異常との間には強い相関が認められた。染色体異常の精子は染色体が正常な精子を比べ、DNAフラグメンテーションを有するものが多い。