Q&A


AMH検査について

Q. AMH(抗ミューラー管ホルモン)検査とは??

A. 
AMHとは抗ミューラー管ホルモンと呼ばれ、発育過程にある卵巣から分泌される女性ホルモンの一種です。
AMH検査は卵巣の中にこれから育つ細胞がどれくらい残っているかを調べます。
AMHが低値ということは残っている卵の数が少ないことを表します。
AMH 低値(卵の数が少ない)であっても妊娠できないことではありません。
AMH値 = 妊娠率  ではありません
しかし、卵の数が少ないということは、妊娠できる期間が限られてくることを表します。
また、AMH値は残っている卵の数の目安であり、卵の質は分かりません。
卵子の老化は実年齢に比例するのです。
同じAMH値であっても、年齢が高くなればなるほど反応は悪くなることがあります。
AMHは月経周期に変動がなく影響を受けないため、いつでも測定(血液検査)することが可能です。
*保険適応がされてないため、費用は自己負担となります。
                                      看護部 木村 渡邉
  

予防接種について

インフルエンザの予防接種についての問い合わせが増えてきました・・・
Q. インフルエンザの予防接種を受けても大丈夫ですか?
A. 
治療中の方、妊娠の可能性がある方、妊婦さんでもインフルエンザの予防接種を受けて頂いて構いません。

妊婦さんがインフルエンザに罹った場合、重症化しやすいことが知られています。妊婦さんへのインフルエンザの予防接種に関しては安全性と有効性が証明されています。
インフルエンザに罹らないよう、手洗いやうがいを習慣化し、栄養バランスの良い食事や十分な睡眠をとり、日頃の健康管理で、体調を良くしておくことも大切です矢印上
一時期よりだいぶ風疹に関する問い合わせは減りましたが…風疹予防されていますか汗
Q. 風疹とは?
A. 
風疹ウイルスによって起こる急性の発疹性の感染症です。風疹ウイルスが感染者の飛沫(唾液のしぶき)などによって他の人に移ります。症状が出る前後の約一週間は、周りの人に移す可能性があります。 主な症状としては、発疹・発熱・リンパ節の腫れ(3つの主な症状)が認められます。3つ症状が揃わない人も多く、感染しても症状が出ない人は約15~30%程度います。 通常は自然に治りますが、まれに他の症状が現れる人もいます。
妊婦、特に妊娠初期(妊娠20週頃まで)の女性が風疹にかかると、赤ちゃんにも感染し、耳が聞こえにくい、 目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、精神や身体の発達がゆっくりしているなど「先天性風疹症候群」という病気にかかってしまうことがあります。
風疹の予防接種は妊娠の可能性がない月経時期を選び、接種後2ヶ月は避妊が必要です。
妊娠中は風疹の予防接種を受けることが出来ません。
女性は妊娠前に風疹に対する抗体の有無を検査(採血)してみましょう。抗体価の低い人、ない人は予防接種をご検討ください。

 

看護部 木村 渡邉

    
    
 

Q&A 

こんにちは

今日もとても暑いですね 梅雨明け夏がやってきました

日々、患者様との関わりの中で

 “すぐに妊娠できると思っていました。”

  “もっと早く受診していれば良かった。”

              などの声が聞かれます

そこで今、

   “なかなか妊娠できない。私、不妊症かも…”

        と悩んでいる方の参考になれればと思います

Q.いつ受診したら良いですか?

A.早めに受診、相談を!

避妊せずに通常の性生活を送った場合、1年以内に80%、2年以内に90%のカップ  ルが妊娠に至るとされています。

しかし、10%のカップル(10組に1組)はその後も妊娠が成立しにくいようです。

日本では妊娠を試みて2年以上妊娠が成立しないカップルを不妊症と定義しています。

また、女性の年齢が30歳を超えると妊娠率が若干低下し、35歳を超えると明らかに低下します。

年齢を重ねて卵巣機能が低下すると、妊娠が難しくなってきます。

妊娠を望まれる場合は、不妊症の定義とらわれず、早めに受診されることをおすすめします。

自然妊娠を強く希望される方2・3人と複数のお子様を望まれる方、月経不順、月経痛などの症状がある場合、気になること不安な要素がある場合には、
まずは早めに受診され相談されることをおすすめします

               看護部 木村 渡邉