今回から3回にわたって人工授精時の精子調整についておはなしします。
はじめに、人工授精と自然妊娠では、受精が起きるまでの過程がどう異なっているのか、精子に注目して説明をします。
不妊治療クリニック専門の矢内原ウィメンズクリニックのブログです。日々の出来事をつつうらうらと書いてみようかと。 ちょっと気を抜いたブログでね。
今回から3回にわたって人工授精時の精子調整についておはなしします。
はじめに、人工授精と自然妊娠では、受精が起きるまでの過程がどう異なっているのか、精子に注目して説明をします。
前々回、前回と「胚培養士(培養士)」というワードが多く出てきましたが、こちらもみなさんには馴染みのないものですよね。
医師や看護師と異なり、培養士に国家資格はありませんが、学会が認定している資格が2種類あります。日本卵子学会が認定する生殖補助医療胚培養士と、日本臨床エンブリオロジスト学会が認定する臨床エンブリオロジストです。どちらも受験するためには、培養士として生殖補助医療業務に従事した経験と、関連する学会への参加が求められます。資格試験では筆記試験と面接試験が行われ、必要な知識や技術に加えて、生命倫理、医療倫理を習得しているかを総合的に判断されます。
しかし、資格がないとこの業務はやってはいけない!などの規則はないので、長年培養士として働いていても、資格を持っていない方もいらっしゃいます。
まず、当院の培養室がどこにあるかご存知でしょうか??胚移植をされたことのある方は、胚培養士との確認時にちらっと培養室が見えるのでご存知かもしれません。