培養室のお仕事~体外受精時の精子調整①~

前々回まで長々と人工授精時の精子調製について、密度勾配法という調整法を説明してきました。密度勾配法で調整することによって運動精子を回収し、死滅精子・運動性の悪い精子を取り除くことができ、運動率は上がります。しかし全ての死滅精子・運動不良精子を取り除くことはできません。そこで体外受精時には密度勾配法に加えてSwim-up法という調製を行います。時間や手間はかかりますが、Swim-up法を行うことで調整後の運動率はほぼ100%となります。

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培養室のお仕事~人工授精時の精子調整②~

今回は人工授精時に精子調整をする目的についておはなしします。なぜ射出された精液をそのまま人工授精に使用せず、精子調整を行う必要があるのでしょう。

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