卵子について⑥ 卵胞→→黄体へ

LHサージのはたらきによって排卵が引き起こされること、未熟だった卵子が成熟すること、をこれまでお話してきました。大活躍のLHですがまだまだはたらきます。

排卵時、大きく育った首席卵胞はまるごとそのまま卵巣から排卵されるわけではなく、卵子とその周りの一部の体細胞が放出されます。放出されなかった体細胞はそのまま残るので、卵胞は排卵後も存在しています。LHはその排卵した後の卵胞に対して、“黄体”になるよう促します(卵胞の黄体化とよびます)。そしてその黄体からは、プロゲステロンというホルモンが放出されます。プロゲステロンは、エストロゲンによって厚くなった子宮内膜をさらに成熟させ、着床に備えます。

体外受精をされる方が、採卵前日に用いるhCG、ブレセキュア、オビドレルといったお薬はこのLHサージを誘導します。なので、これらのお薬は

①排卵を誘発する

②卵子を成熟させ受精可能な状態にもっていく

③卵胞を黄体化させる→その黄体が子宮内膜を成熟させる

というとても重要なはたらきをしてくれるのですね。