日本産科婦人科学会への報告

今回は、臨床業務以外の業務内容を1つ紹介します。

まず、生殖補助医療(ART)を実施しようとする全ての医療施設は、日本産科婦人科学会(日産婦)に施設登録する義務があり、様々な基準を満たすことで不妊診療が可能になります。

 

この日産婦の役割は、学術講演会を通して医療関係者へ最新の知識を伝える場を設ける・学会雑誌を用いて情報提供をする・一般の方向けにも情報発信する、といったものがあります。

施設登録をする基準の中に、「特定不妊治療を行う医療機関は、行われた特定不妊治療の内容・結果・妊娠経過について日産婦へ報告すること」という項目があり、医療施設は症例ごとに治療の詳細を登録しています。これを行うことによって、日産婦は全国から収集された治療成績などからデータの解析ができ、それを公表することでARTを検討するご夫婦の参考資料となります。加えて、医療施設がそれぞれの治療成績と比較することで、培養方法や技術の見直しと向上が期待され、不妊治療の発展にもつながります。また日産婦に報告することで「症例登録番号」が付番され、そちらは患者様が助成金を申請する際の必須事項となっています。

なお、日産婦への報告には個人名は報告しません。統計的に処理されますので、患者様個人が特定されることはなくプライバシーは厳守されます。

興味を持たれた方は、こちらをぜひご覧下さい。

日本産婦人科学会HPhttp://www.jsog.or.jp/

ARTデータブック:http://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/