2022年

Fertil Steril 2018

この研究は、AMHと流産の関連を検討した。自然妊娠を目指している30〜44歳の女性を対象に妊娠成立後流産にいたった患者と生児を獲得した患者のAMHを比較した。AMH>1.0 ng/mLの患者と比較しAMH <0.4 ng/mLの患者では2.3倍に流産率が増加したと報告している。

J Assist Reprod Genet 2016

この研究は体外受精治療中の男女の心理面での違いについて検討した。男性より女性の方が精神的な負担の程度が大きく、またその期間が長くなる傾向にあった。女性は、治療期間中「抑うつ」と「不安」を感じ、特に採卵日、移植日、妊娠判定前に最大になった。一方、男性には「不安」はなく、「抑うつ」だけが治療開始前から存在し、徐々に増加して妊娠判定日前に最大になった。したがって男女の違いを加味した心理サポートプログラムが必要であると報告している。

Hum Reprod 2018

アッシャーマン症候群(子宮内癒着症)は、およそ4/10,000の確率で認められる。今までは子宮内操作(手術)による医原性が主な原因と考えられていたが、子宮手術歴のない患者にもアッシャーマン症候群が見られることから、この研究では先天性(遺伝的)のケースが存在することが想定されると報告している。

JAMA 2017

不妊症でない女性(妊娠目指し3ヶ月以下)を対象に卵巣予備能のパラメータ(AMH、FSH)と自然妊娠するまでの期間について検討した。AMHは3つのグループ(0.7未満、0.7~8.4、8.5以上)、FSHは2つのグループ(10未満、10以上)に分け比較したところ、AMH、FSHともにすべてのグループでTTP自然妊娠するまで6カ月未満に妊娠した患者の割合は60%程度であり差は認めなかった。また、自然妊娠するまでに12カ月未満で妊娠した患者の割合もAMH、FSHすべてのグループで80%程度であり差は認めなかったと報告している。

Fertil Steril 2018

この研究は胚盤胞から、胞胚腔液、TE細胞(胎盤になる細胞)、ICM細胞(胎児になる細胞)を採取し染色体の一致率を比較した。胞胚腔液とICM細胞、胞胚腔液とTE細胞、TE細胞とICM細胞の一致率はそれぞれ40%、40%、85.7%であったと報告している。

N Engl J Med 2017

この研究は妊娠高血圧症候群のハイリスク妊婦に対しアスピリン内服の効果を検討した。妊娠11〜14週から妊娠36週までアスピリン150mg/日を内服した患者とプラセボを内服した患者の二つグループに分けて検討したところアスピリン群では1.6%、プラセボ群では4.3%が、妊娠37週未満での妊娠高血圧症候群を発症したと報告している。

Fertil Steril 2016

体外受精の採卵において3つの異なる卵巣刺激開始時期を比較した。刺激方法は同一の条件下で、卵胞期前期スタート(従来法)、卵胞期後期スタート(主席卵胞>10mm、E2>75)、黄体期スタートを比較したところ要した刺激日数は卵胞期前期スタートで最も短く、次いで黄体期、卵胞後期スタートで最も長くなった。採卵数、受精率、移植胚数、臨床妊娠率、妊娠継続率等に明らかな差は認めなかったと報告している。

Cochrane Database Syst Rev 2010

体外受精の採卵を行う前の周期にOC(ピル,すなわちエストロゲン+黄体ホルモン)を用いた場合の効果を検討した。OCを用いない場合と比較し生児獲得数は増加しなかったと報告している。