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不妊治療と不妊症、人工授精、体外受精、顕微授精、卵管鏡下卵管形成術、婦人科、産科、男性不妊、先端生殖医療センターを併設した産婦人科クリニック神奈川(大船・鎌倉)

Fertility and Sterility 2014 Augより

  • 安定した生活リズムと周期的なメラトニンの作用は卵巣機能を維持する上で重要である。夜間の光曝露はメラトニン上昇が抑制される。

Fertility and Sterility 2014 Aprより

  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)は体外受精をしている患者さんの採卵数予測指標になるが妊娠予測指標としての有用性は低かった。

Fertility and Sterility 2014 Aprより

  • 通常の胚培養において胚の評価に早期分割有無(受精2日目の観察)を指標に加えたとしても着床率の改善をもたらすことはないと思われる。

Fertility and Sterility 2014 Mar. より

  • 子宮内膜に変形をもたらさない子宮筋腫は妊娠率の結果に影響をもたらさないといわれている。しかし、直径が2.85cmの筋層内筋腫が認められた場合には妊娠率を障害するという結果が得られた。

Fertility and Sterility 2014 Mar. より

  • 受精障害に対し行われたrescue ICSIは、妊娠率そのものはそれほど高値ではない。rescue ICSIによって救われた受精卵から発生した胎児の奇形率は上昇しない。

Human Reproduction 2012より

  • 多嚢胞性卵巣症候群による無排卵の不妊女性に対する第1選択治療はクロミフェン療法とFSH低用量療法のどちらかを検討した前向き無作為化多国間試験をした。臨床妊娠率、累積妊娠率、累積生産率など各項目においてFSH低用量療法が優れていた。

Human Reproduction 2013 Novより

  • 黄体期においてestrogen primingを試みた場合、低卵巣反応の患者におけるキャンセル率は低下し臨床的に妊娠率の改善が認められた。

American Journal of Obstetrics &Gynecology 2013 Janより

  • BMIの上昇は、帝王切開における皮膚切開から児の娩出までの時間延長と有意な相関を示した。また、新生児合併症とも有意な相関を示した。肥満女性における帝王切開の際にはどのような対応がよいか検討する必要がある。

American Journal of Obstetrics &Gynecology 2013 Octより

  • 体外受精で出産に至った妊娠例において妊娠前の母体の肥満と低身長は単胎妊娠、双胎妊娠に関わらず、早産のリスク上昇と有意な相関を示した。

Human Reproduction 2013 Oct より

  • 良好胚盤胞に至る確率は48時間以内の培養の状態から予測することができる。しかし、タイムラプスTime-lapse(インターバル動画)で得られたパラメーターで妊娠を予測することはできない。

Human Reproduction 2013 Oct より

  • 双胎妊娠の場合、膜性診断結果に関わらず妊娠7週~9週においてCRL(頭からおしりまでの長さ)に不均衡が認められた場合には、その後妊娠初期において1児が死亡するリスクは上昇する。

American Journal of Obstetrics & Gynecology 2013 Janより

  • 妊娠中に拘束装置(シートベルトなど)を用いなかった場合には自動車事故に伴う胎児死亡のリスクは上昇する。

Fertility and Sterility 2013 Jul より

  • 卵巣が排卵誘発剤の低反応である患者の場合。体外受精治療の際に2個以上の卵胞が認められた際には人工授精へ変更するよりも体外受精を行った方が高い妊娠率を得られたことから、2個以上の卵胞を認めた患者においては体外受精を勧めることがメリットとなるものと思われる。

Fertility and Sterility 2013 Jul より

  • 重度精子奇形症の患者が初回あるいは2回目のARTを受ける際にはIMSI(Intracytoplasmic Morphologically selected Sperm Injection)が有用な選択肢となる。しかし、重度男性不妊を伴わない反復着床障害の患者においてはIMSIが妊娠率を改善することはない。

Human Reproduction 2013 Junより

  • ヒトの精子において、DNAフラグメンテーションと染色体の数的異常との間には強い相関が認められた。染色体異常の精子は染色体が正常な精子を比べ、DNAフラグメンテーションを有するものが多い。

Human Reproduction 2013 Junより

  • 無排卵周期を認めた女性において、排卵周期におけるエストラジオール、プウロゲステロン、およびLHレベルに低下傾向が認められた。

Human Reproduction 2013 Junより

  • 子宮内膜をhCGに長期間曝露されていた場合、胚盤胞から分泌されるhCGに反応するためのメカニズムにネガティブな影響を及ぼすという結果が得られた。

Human Reproduction 2013 Junより

  • Turner症候群と診断された女性において提供卵を用いて妊娠が成立した場合、いろいろなリスクは上昇し、特に高血圧性疾患が問題となる。

Human Reproduction 2013 Junより

  • 帝王切開術に伴う子宮創の瘢痕はその後の妊娠において着床の部位に影響を与え、着床部位と瘢痕部との距離は自然流産のリスクと相関するという結果が得られた。

Human Reproduction 2013 Junより

  • 排卵障害に関して。月経周期が21~35日周期の場合は排卵周期であると予想される。しかし正常月経周期をもつ女性を2周期観察した結果、3%で無排卵周期を認めた。

Obstetrics & Gynecology 2013 Junより

  • 妊婦において洗浄機付きトイレの使用は早産や細菌性腟症などの臨床上リスクには影響を及ぼさない。

Human Reproduction 2013 Julyより

  • IVFに用いる市販されている培養液を調べた。IVFで得られた児の体重に培養液による差は認められなかった。

Human Reproduction 2013 Julyより

  • 卵胞期に比較し、黄体期において総トロンボン(凝固因子)濃度に有意な上昇がみられた。

J. Clin Endocrinol Metab, 97 (3) 2012 より

  • 体外受精を受けた女性における卵子あたりのAMH(抗ミュラー管ホルモン)およびFSHと妊娠との関連を検討した。AMHとFSHは卵巣予備能における意義が異なる。年齢が高い女性ではIVFによる妊娠予測因子としてFSH値が有用であると考えられた。

J Clin Endocrinol Metab 2012, 97: 646-652 より

  • 母体の甲状腺異常は妊娠転帰を悪化させると考えられている。TPOAb陽性の母体で潜在性および顕性甲状腺機能低下症のリスクが顕著に増加することが示された。

N Engl J Med, 369(19) 2012より

  • 体外受精による妊娠と自然妊娠における先天性異常のリスクを比較した。体外受精でIVFは先天性異常のリスク上昇と関連しない。ICSIは先天性異常リスクと関連するが患者の特性が影響している可能性が高い。

Maturitas 2012, 72: 346-352 より

  • 生殖活動期における喫煙女性は、非喫煙女性よりも早く閉経を迎える傾向が認められた。また、喫煙を継続している女性より禁煙に成功した女性の方が早発閉経のリスクが有意に低かった。

Hum Reprod Update 2012より

  • 重度肥満患者から得られた卵細胞は正常BMI患者から得られた卵細胞と比較して紡錘体の異常や染色体配列が不整なものの割合が有意に高いという結果が得られた。

Hum Reprod Update 2012より

  • 精索静脈瘤をもっている男性において、喫煙は精液所見に悪影響をもたらす。またその喫煙が機能的な質を低下させ精漿の酸化ストレスの上昇を引き起こす。

Human Reproduction 2012 Oct. より

  • 若い男性で食事の傾向により精液所見が影響を受けるかどうかを検討した。食事を二つのパターンに分けた。Western パターン(赤身の肉、生成した穀類、ピザ、スナック高カロリーの飲料水およびスウィーツなどの摂取量が高いもの)とPrudentパターン(魚、鶏肉、フルーツ、野菜、豆類、全粒穀物などの摂取量が高いもの)。精子の前進運動精子率とPrudentパターンが正の相関があった。

Human Reproduction 2012 Octより

  • 精子DNA損傷のレベルは流産率の上昇と正の相関を示すことが明らかになった。

Obstetrics & Gynecology  2012  Sepより

  • 妊娠第1三半期におけるインフルエンザワクチンは児の大きな奇形の発現率の上昇と相関することはなかった。むしろ死産率の低下と関連した。

J. Clin Endocrinol Metab, 2011より

  • 不妊治療を行った特発性の低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の女性のAMH値変化を観察した。AMHはゴナドトロピン製剤使用により変動があった。特発性の低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の女性のAMH値は卵巣予備能の指標としての使用には限界がある。

Lancet 2012より

  • 体外受精の移植胚数と生産率や有害転帰に対する年齢の影響を検討した。40歳以上の場合、2個胚移植は1個移植に比較して生産率が良好であった。

Endocr Pract , 2010より

  • 潜在性甲状腺機能低下症に対する甲状腺ホルモン(T4)投与により、受精率、妊娠率、出産率が有意に改善し、流産率が低下した。

Hum Reprod Update 2011より

  • 現在行われているPGS(着床前遺伝子スクリーニング)は体外受精の生産率に有益な影響があるというエビデンスはない。むしろ、高齢の女性では生産率を有意に低下させる。PGSを臨床に導入する前に注意深く評価されるべきである。

Fertility and Sterility 2012 Jun. より

  • 双発卵巣機能不全(POF)と診断された中国人女性において、染色体異常の発言頻度は12.1%であった。X染色体の構造異常、X染色-常染色体転座およびX染色体数的異常が早発卵巣機能不全の発現に大きくかかわっていることが明らかにされた。

Human Reproduction 2012 Aprより

  • 体外受精を受けた女性において、すべての癌、およびホルモンが関わるリスクは上昇することはない。

Human Reproduction 2012 Mayより

  • 妊娠初期に貯蔵鉄が充分な妊婦さんは妊娠期間中母体の鉄レベルは良好に保たれ、児の生下体重にもポジティブな影響を与える。妊娠前に貧血有無をチェックすることは有用である。

Fertility and Sterility 2012 Aprより

  • 排卵後高温期時期において子宮粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなどにより子宮腔に異常を認めたグループでLIFという分子の有意な低下が認められた。このような変化が生殖能の低下を引き起こす原因となっているのではないかと考えられる。

AMA 2011より

  • 1歳未満の早期死亡を除外すると、早産(37週未満)は小児早期と若年成人期の死亡率を上昇させる独立因子といえる。

Fertility and Sterility 2012 Sepより

  • 卵巣刺激下の人工授精は体外受精の前段階として広く試みられているが、これが多胎分娩の拡大をまねく要因となっている。

American Journal of Gynecology 2011 Decより

  • 後期早産児において新生児合併症はかなりの頻度で認められる。

Fertility and Sterility 2012 Sepより

  • 母体にメトフォルミン(インスリン抵抗改善薬)を投与することにより母体、胎児のアンドロゲンおよび抗ミュラー管ホルモンレベルに影響をもたらすころはなかった。

Human Reproduction 2012 Janより

  • VEGF-AはOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の発症に関わっており、それsVEGF-Rのレベル変化によりOHSSの重症度も変化するものと思われる。

American Journal of Gynecology 2011 Decより

  • 妊娠11~14週において超音波診断で癒着胎盤のリスクを判定することは有用である。

Obstetrics & Gynecology 2012 Janより

  • 妊娠糖尿病を有する妊婦が増加している。妊娠糖尿病と診断された女性は、分娩後に2型糖尿病で進展し、児には肥満などネガティブな問題が発生すると報告されている。

American Journal of Obstetrics & Gynecology 2012 Janより

  • 子宮筋腫を診断する場合、その位置、大きさ、数、内膜との関係を正確に知る必要がある。現在のところMRIによる画像診断がその状態を正しく知る上で最も優れている方法である。

Human Reproduction 2012 Janより

  • Mild cycle IVFは時間的な意味合い、身体的、心理的な健康への影響力という点からポジティブに患者女性のあいだで受け止められていることが明らかになった。

J Assist Reprod Genet 2008 Augより

  • 体外受精治療時に卵胞発育特に後期にはLHが必要となることが分かった。

Human Reproduction 2012 Janより

  • 胚凍結にvitrification(ガラス化法)を用いた融解胚は正常な紡錘体および正常な染色体の形態のものが多いという結果がある。このことより正常な細胞分裂に必要な紡錘体の機能にもネガティブな影響を及ぼさないものと考えられる。

Human Reproduction 2011 Novより

  • 子宮内膜症に伴う慢性疼痛は、生活の質を下げるような生物学的・心理的-社会的要因は疼痛の重症度に重要な影響を及ぼすことが明らかになった。

Obstetrics & Gynecology 2011 Decより

  • 肥満女性において、妊娠中に食事療法を行うことで児の生下時体重に影響を及ぼさずに母体体重をコントロールすることができる。

Human Reproduction 2011 Novより

  • 子宮卵管造影検査や腹腔鏡検査で卵管病変が認められなかった場合でも、クラミジア抗体が陽性である女性群においては陰性の女性群と比較して妊娠率は低下する。
  • ホルモン性避妊薬は精神的健康に及ぼす影響は少なくポジティブな効果をもたらすと考えられる。

Human Reproduction 2011 Novより

  • 両側のチョコレートのう胞(子宮内膜症性の卵巣のう胞)の手術を受けたケースにおいて、早発卵巣機能不全に陥るリスクは上昇する。
    手術に伴う卵巣正常組織の減少はのう胞の直径と相関する。
    片側のみの卵巣チョコレートのう胞切除を受けたケースでは反対側の正常な卵巣代償機能を果たすと思われる。

Fertility and Sterility 2009 Sepより

  • 子宮筋腫で子宮内腔が変形している場合、子宮筋腫を切除することにより妊娠中期の流産を回避し、その後の妊娠において生児出産率を2倍に上昇させることができる。

Human Reproduction 2011 Novより

  • AMH(抗ミュラー管ホルモン)は卵巣機能の予備能の指標として優れているという報告がある。検討はさらに必要だが、排卵誘発目的の卵巣刺激のレジメの決定や反応の予測などの指標となる可能性がある。

Fertility and Sterility 2011 Dec より

  • 体外受精治療で出産した児において遺伝子のimprintingの状態は安定している結果が得られた。しかし一部の児でimprinted geneのimprintingに問題が認められた。
  • 白血病の患者に長期間にわたりGnRHagonist療法と抗癌剤治療を施行し、造血細胞移植治療後に調節卵巣刺激を試みたところ卵巣が反応し採卵が行われ胚凍結ができた。

Fertility and Sterility 2011 Aprより

  • 体外受精で誕生した児に認められる周産期合併症の大部分は多胎妊娠が関わっている。
    しかし、単胎児であっても合併症の報告もあり、リスクの上昇に何が関わっているのか長期間にわたって検討していく必要がある。
  • 結腸子宮内膜症に対し開腹手術を行うよりも腹腔鏡下手術を行うほうが、自然妊娠に至る頻度は高いという結果が得られた。
  • Fertility and Sterility 2011 Aprより

    • 凍結融解胚盤胞移植においては、新鮮胚盤胞移植に比べて子宮外妊娠の発生は有意に低下する。
    • ホルモン補充周期で凍結融解胚を移植した2症例で、妊娠初期にエストラジオールとプロゲステロンの投与を中止したが妊娠が継続し妊娠に至った。

    Human Reproduction 2011 Mayより

    • さらなる追試験は必要ではあるが、不妊治療中にポジティブな対応をしている女性はIVF後の妊娠率は上昇するという結果が得られた。

    Obstetrics & Gynecology 2011 Oct. より

    • 新型ワクチンの抗体を有していない妊婦においては1回のワクチン接種で十分な免疫反応が得られる。児にも抗体が移行し免疫能を獲得することが確認された。

    Fertility and Sterility 2011 Dec. より

    • 精索静脈瘤は精子DNAの損傷と相関するが、精索静脈瘤が関わる酸化ストレスの上昇によって精子の異常がもたらされるのではないかと考えられる。

    Human Reproduction 2011 Mayより

    • ヒト卵の減数分裂過程で、母体年齢上昇に伴って染色体配列の異常は増加する。
    • 単一胚盤胞移植を試みたグループにおいて、女性の年齢に関わらず喫煙や肥満は正常正期産に至る確率を低下させることが分かった。
    • 正常形態の精子に認められる大型の空砲がDNAの損傷に関わらないということが示唆された。これより、精液所見が良好な場合は高倍率で精子形態を観察するIMSIという手法は不要ではないかと思われる。

    Fertility and Sterility 2011 Aprより

    • 慢性B型肝炎キャリアにおいて卵や胚を介するB型肝炎ウィルス(HBV)の感染のリスクについて調べた。卵と胚(受精卵)におけるB型肝炎ウィルスの存在は胚を介して垂直感染をするという可能性が示唆された。
    • 男性がHIV陽性であるが、女性が陰性であるカップルを対象に調査した。治療は人工授精と体外受精が行われており、女性や新生児にHIVの抗体が陽性になったものは認められなかった。
    • 子宮筋腫核出術後に癒着防止剤としてoxidized regenerated celluloseというバリアを使用した場合、使用しなかった場合と比較して術後癒着を低下させることができる。

    Human Reproduction 2011 Aprより

    • 体外受精を選択した無症状の子宮筋腫があるグループの影響を調べた。子宮内膜を圧迫していない小さな子宮筋腫は体外受精の臨床成績に影響を与えない。
    • 慢性的な喫煙が卵の質にネガティブな影響を及ぼすことがマウスを用いた実験で証明された。この結果は、卵巣から採取して体外で成熟させた卵も同様であった。
    • 受胎早期や妊娠時の喫煙は胚(受精卵)の早期発育に悪い影響を与えると考えられる。

    Obstetrics & Gynecology 2011 Marより

    • 1種類のみで子宮外妊娠を診断するマーカーは見つからなかった。しかし、複数のマーカーや診察所見を組み合わせることにより子宮外妊娠を早期に診断できる。
    • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、BMIと独立し偶発性糖尿病や脂質異常症のリスクと相関する
    • 1週間に4回以上のアルコール摂取をするカップルにおいては、IVFにおける生児出生率は低下する。

    Fertility and Sterility 2011 Marより

    • 胚のfragmentation、不正な割球の存在などは、胚の生存能にネガティブな影響を与え妊娠率を低下させる。fragmentationの原因が何か、まだ不明な点が多い。卵の膜の脂質の異常が関わっているのではないかと指摘する報告がある。
    • 反復流産症例に免疫グロブリンの静脈投与をしても生児出産率の上昇は期待できない。また、免疫グロブリン投与が有効であるという症例を特定できない。
    • XXの胚とXYの胚において胚盤胞へ到達する割合はほぼ同様であった。正常と異常の染色体の割合にも性差は認められなかった。
    • 19年7ヶ月という長期凍結保存された胚を融解し移植し、妊娠が成立、健児の出産に至った。現在までの報告で最長の凍結期間である。
    • 自然妊娠したグループと、FSH製剤を使用し排卵誘発をさせて妊娠したグループとを比較し、流産した胎児の染色体異常に差はなかった。FSH製剤の注射により排卵誘発をしたとしても、染色体異常のリスクは上昇しないことが示唆された。

    Human Reproduction and Embryology 2011 Marより

    • 男性不妊では、排卵前に2回AIHをした方が1回のみと比較し妊娠率は上昇する。
    • 男性不妊ではないグループでは、排卵確認された後1回AIHをした方が排卵前に行うよりも妊娠率が上昇する。
    • art療法(絵を用いる方法)は費用もかからず薬物を使用せず、不妊女性における希望の喪失や抑うつ気分のレベルを低下させることができる介入法である。
    • 体外受精で出産した児と自然妊娠に至った不妊カップルの児は2歳時点で神経学的な発達レベルは同様な結果だった。

    American Journal of Gynecology 2011 Febより

    • 肥満の妊婦は、いろいろな合併症が起こることが、多くの研究で明らかにされている。妊娠中から産褥期にかけて母児にネガティブな影響を及ぼすことを考え、妊娠成立前にカウンセリングを受けて理想体重に近づけておく必要がある。
    • 妊娠時に不活性インフルエンザワクチンを受けたグループ、弱毒性ワクチンを受けたグループと比較して、妊婦、あるいは胎児の臨床結果に特別な有害事象パターンは認められなかった。

    Fertility&Steriliry 2011 Febより

    • 月経が整順な女性における散発無排卵は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性に認められる内分泌学的異常と相関する。
    • ICSI(顕微授精)で出生した男児と自然妊娠で出生した男児の14歳の時点でのteststerone(男性ホルモン)レベルはほぼ同様な値であった。

    Fertility&Steriliry 2011 Janより

    • 黄体期に採卵し体外成熟を試みる方法は有効な選択肢の一つである。
    • 精子のDNA fragmentationは妊娠にマイナスな影響を及ぼす。この影響は良好卵を用いることにより回避される。
    • 胞状卵胞数と血中AMHの値は原始卵胞数と正の相関を示した。
    • 糖尿病を合併している場合、血糖値が適切にコントロールされている方が排卵率に有意な上昇が認められた。
    • 精子をswim upすることで、空胞精子率は低下したが、回収率も低下した。体外受精、顕微授精など治療により密度勾配法とどちらを用いるか検討する必要がある。

    AJOG 2010 Decより

    • 生殖年齢の女性において、鬱や不安神経症などの精神障害を有するものが多いが、実際に治療を受けている者は少ない。
    • 極めて年齢の高い女性における妊娠のリスクは、母児共に上昇する。

    Fertility&Steriliry in pressより

    • 体外受精において、男性がHPV陽性の場合の流産率はHPV陰性に場合と比べて有意に高かった
    • 男性のBMI胚盤胞到達率、臨床妊娠率、分娩率との関連で、BMIが上昇するほどそれぞれの率が減少する傾向が認められた。

    Reproductive Biology and Endocrinology 2010より

    • DHEAは胚の異数性を低下させ、卵巣機能の低下した女性の妊娠率を改善する可能性が示唆された。

    Fertility&Steriliry 2010 Decより

    • 子宮内に生理食塩水を注入して超音波にて子宮内の異常を診断する方法は、注入しない超音波診断よりも有用な検査であるが、診断精度は子宮鏡が最も優れている。
    • 精子検査は良好な再現性が認められないため、2回反復して行う事が妥当と考えられる。
    • IVF児は自然妊娠児と比較し周産期死亡率、低出生体重児、先天奇形、性差に顕著な違いは認められなかった
    • 閉塞性無精子症患者におけるICSIにおいて、精巣上体精子、精巣精子の何れを用いても受精率、妊娠率、流産率に差は認められなかった
    • 萎縮性精巣においては、conventional TESE + microTESEにおける精子回収率は低くかった
    • ヒトにおける卵巣組織移植において、その凍結方法はvitrification法の方が緩慢凍結法よりも有効である。

    Human Reproduction 2010 Novより

    • 男性の喫煙は、酸化ストレスとなり精子のprotamine代謝過程に負の影響を与える。
    • 母体の喫煙は胎児の胚細胞、体細胞の減少を引き起こし、児の将来的な妊娠する力に影響する可能性が示された。
    • 大規模な研究により、母親の喫煙で、煙草に含まれる化学物質の為に出生したのが女児の場合、その妊孕性の将来的な低下を認める事がわかった。
    • 肥満の内服薬無効例の患者において、6週間の運動療法およびダイエットを行った所、内服薬による排卵率の上昇が認められた。
    • 多くの男性不妊患者には、心理的な支援が必要である。

    Fertility&Steriliry 2009 Decより

    • 9~18歳の体外受精で出生した子供を対象に、総合的機能、行動、社会心理レベルは、正常域である事が確認された。
    • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された肥満女性は非肥満女性よりも排卵障害を起こす率が高い。
    • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)患者には食事療法に加え、運動療法を取り入れる方が治療効果が上がる
    • 体外受精と自然での二卵性双胎の早産における臨床結果に差は認められなかった。

    Fertility and Sterility 2009 Sepより

    • カベルゴリン(商品名:カバサール®)は重篤なOHSS(卵巣過剰刺激症候群)を防ぐ効果がある。