矢内原ウィメンズクリニックは、神奈川県にある不妊治療専門の産婦人科の病院です

当クリニックの論文、学会発表(2015~)

過去の業績、院長の業績については、院長の紹介の業績をご確認ください。

英語論文 Medical intervention during labor increases after in vitro fertilization pregnancy.

Yanaihara A., Michiba F., Ohgi S., Motomura K., Hirano A., Takenaka S., Yamashita M., Yanaihara T.

Clin Exp Obstet Gynecol. XLIV, n 6, 2017.

妊娠の経過中に問題がなかった(正常に経過していた)体外受精後の方を対象に、分娩時異常を統計学的に検討した論文です。患者さんの年齢に関係なく、体外受精後妊娠の場合、器械分娩(吸引、鉗子分娩)が1.8倍、緊急帝王切開が3.8倍高い確率で行われている事がわかりました。これは患者さんの特性に原因があると結論しています。

学会発表 胚発育不良症例に対する中医学的アプローチの効果

黄木詩麗 住吉忍 金子奈央 畠山将太 塩野聡子 木村千賀 玉垣佳世子 山内彩楠 多賀由希 倉田由紀 穴久保久誉 谷口凌馬 矢内原敦

第62回日本生殖医学会学術講演会・総会 山口 2017

体外受精治療は何らかの刺激をした反応で治療が行われますが、反応が悪い場合は次の治療に進めません。当院で体外受精治療をして、受精卵の発育が悪かった方に漢方治療を勧め、継続的に治療をした効果を示しました。回収卵数や受精卵の発育率が改善した結果が得られました。漢方治療は体外受精治療の経過が悪い方に効果的だということが分かりました。

英語論文 Difference in the size of the placenta and umbilical cord between women with natural pregnancy and those with IVF pregnancy.

Yanaihara A., Hatakeyama S., Ohgi S., Motomura K.,Tanaguchi R., Hirano A., Takenaka S., Yanaihara T.

J Assist Reprod Genet, Nov 14, 2017.

体外受精後の妊娠の胎盤の大きさや臍帯の長さを自然妊娠と比較検討した論文です。胎盤の大きさや臍帯の長さには有意な差は認めませんでしたが、臍帯卵膜付着という臍帯異常の確率が高い事が認められ、分娩時には十分な管理が必要であると結論しています。

英語論文 Dichorionic triplets following frozen-thawed poor-stage embryo transfer: a report of two cases and a review

Yanaihara A., Ohgi S., Motomura K., Tanaguchi R., Hatakeyama S., Yanaihara T.

Reproductive Biology and Endocrinology., 15:80, 2017.

グレード不良胚の2個移植にて発生した二絨毛膜性三羊膜性品胎について、考えられるその発生機序を解説しています。1個での胚移植でなかなか妊娠に至らない場合、2個の胚を移植します。移植するに当たりその胚がどの程度妊娠する確率があるのかを肉眼的な判断でグレード分けをしています。グレードが低く1個移植で妊娠に至らなくても、2個移植することで2つとも着床することがあります。グレードが低く着床がしにくい胚が2個移植することで多胎となる機序について考察しています。

和文論文 精子調整過程のデカント操作で失われる精子の数についての検討

畠山将太、菊地愛、齋藤ひとみ、多賀幸希、倉田由紀、穴久保久誉、黄木詩麗、矢内原敦

日本受精着床学会雑誌 34巻2号 270-274 (2017)

精子調整過程で余分な調整液を除去する方法として、スポイトを用いる方法と、容器を傾けて除去するデカント法 があります。デカント法の場合、操作が簡便ですが調整液とともに精子までも流してしまう恐れがあります。しかし、 今回の検討によりスポイト法と差がないことがわかりました。このことにより、より迅速に精子調整を行うことができる 可能性が考えられました。

和文論文 人工授精時のサバイバルテストの結果によるC-IVF受精成績および人工授精妊娠率の予測

多賀幸希、畠山将太、齋藤ひとみ、倉田由紀、穴久保久誉、黄木詩麗、矢内原敦

日本受精着床学会雑誌 34巻2号 275-281 (2017)

人工授精時のサバイバルテストの結果あるいは調整後精子運動率のみから、C-IVF受精成績を予測することは困難だと示されました。 一方で調整後総運動精子数からC-IVF受精成績が予測できる可能性が示唆されました。

学会発表 Diminished Ovarian Reserve(DOR)症例に対するearly fertilization checkの有効性

黄木詩麗、畠山将太、多賀幸希、谷口遼馬、倉田由紀、穴久保久誉、矢内原敦

第35回日本受精着床学会 鳥取 2017

体外受精時の回収卵子が3個以下のDOR症例に通常媒精を選択する場合、early fertilization check(6時間後に受精の確認)をすることにより有意に受精率を上げることが明らかとなった。EFCは回収卵子数が少ないほど有効であると考えられた。

学会発表 同一精液における精子凍結時濃度差による融解後の回収率に関する検討

倉田由紀、谷口遼馬、菊地愛、多賀幸希、齋藤ひとみ、穴久保久誉、畠山将太、黄木詩麗、矢内原敦

第35回日本受精着床学会 鳥取 2017

一度に採取された精液中にいる運動精子の数は毎回同じとは限りません。精子を凍結する時の運動精子の数が多くても少なくても、融解後の精子生存の割合に影響はありません。

学会発表 C-IVFにおける精子調整液の添加液量による受精率改善の試み

畠山将太、谷口遼馬、菊地愛、齋藤ひとみ、多賀幸希、倉田由紀、穴久保久誉、黄木詩麗、矢内原敦

第58回日本卵子学会学術集会 沖縄 2017

英語論文 In Vitro Fertilization Pregnancy is One of the Risk Factor for Atonic Bleeding in Problem-Free Pregnancy.

Yanaihara A., Ohgi S., Motomura K., Hirano A., Takenaka S. and Yanaihara T.

J Preg Child Health, 4:308, 2017.

体外受精後の妊娠は、胎盤や臍帯の異常が多くなることが知られています。今回の報告では、妊娠経過中に問題なくても、分娩後の出血が多くなることがわかりました。明確な理由はわかっていませんが、子宮筋の筋力が関係していると考えられます。

英語論文 An abdominal ectopic pregnancy following a frozen-thawed ART cycle: a case report and review of the literature.

Yanaihara A., Ohgi S., Motomura K., Hagiwara Y., Mogami T., Saito K., Yanaihara T.

BMC Pregnancy and Childbirth, 17:108, 2017.

凍結胚移植で発生した腹膜妊娠について、その報告と体外受精における子宮外妊娠、特に腹腔妊娠についてレビューしています。

英語論文 Cryopreservation of very low numbers of spermatozoa from male patients undergoing infertility treatment using agarose capsules.

Hatakeyama S, Tokuoka S,Abe H, Araki Y, Araki Y.

Hum Cell., Mar 1., 2017.

通常精子を凍結させる場合、まとめて多くの精子を凍結するほうが安定します。(解凍したときに運動率が落ちる事が多いからです。)今回の論文では、たった1個の精子でも特殊なカプセルで凍結し、解凍した時にしっかり戻す技術について、その原理と方法について報告しています。

英語論文 Tablet terminals: a useful tool to explain in vitro fertilization treatment.

Yanaihara A., Ohgi S., Motomura K., Yanaihara T.

Fertility Research and Practice, 3:4, 2017

日本の場合、体外受精の説明は、大人数での講演会形式の説明会が80%を占めています。しかしながら、不妊の原因などは夫婦ごとに違い、なぜそのご夫婦に体外受精が必要かについては十分な説明と理解が得られていない事があります。治療の工程は複雑なこともあり、個別に指導する事が望ましく、その方法としてタブレットを一部用いる説明が効果的であると言っています。

学会発表 人工授精時のサバイバルテストの結果によるCIVF 受精成績の予測

畠山将太,渡邊ひとみ,菊地愛,多賀幸希,倉田由紀,穴久保久誉,黄木詩麗,矢内原敦

第61回日本生殖医学会学術講演会・総会  横浜 2016

学会発表 精子調整過程のデカント操作で失われる精子の数についての検討

畠山将太、渡邊ひとみ、菊池愛、多賀幸希、倉田由紀、穴久保久誉、黄木詩麗、矢内原敦

第34回日本受精着床学会 長野 2016

学会発表 反復着床不全症例に対する対策としての胚盤胞を2個移植することの意味

黄木詩麗 多賀幸希 道場生基 穴久保久誉 矢内原敦

第33回日本受精着床学会 東京 2015

英語論文 A comparison of the clinical outcomes of embryos derived from intracytoplasmic sperm injection after early fertilization check and conventional insemination using sibling oocytes.

Ohgi S., Hagihara C., Hisayo Anakubo H., Yanaihara A.

Arch Gynecol Obstet, 2015.

学会発表 For patients with repeated implantation failures, a morphologically poor blastocyst could affect the implantation rate of a morphologically good blastocyst during a double blastocyst transfer.

Shirei Ohgi, Chuji Nakamura, YikinoTaga, Fuyuki Michiba, Yuki Kurata, Hisayo Anakubo Chikako Hagihara, Atsushi Yanaihara

The 31th Annual Meeting of the European Society of Human Reproduction and Embryology , Lisbob 2015.

学会発表 Dose a double blastocyst transfer included morphologically poor blastocyst contribute to improve pregnancy rate among patients with multiple implantation failure?

Shirei Ohgi, Chuji Nakamura, YikinoTaga, Fuyuki Michiba, Yuki Kurata, Hisayo Anakubo, Chikako Hagihara, Atsushi Yanaihara

IFFS/JSRM International Meeting 2015 in Yokohama, Japan

学会発表 体外受精の分娩転帰

矢内原巧 栗城亜久里 本村健一郎 黄木詩麗 矢内原敦

第67回日本産科婦人科学会学術講演会 横浜 2015