検査とその時期

  1. ① 低温期採血
  2. ② 子宮卵管造影(HSG)
  3. ③ 子宮鏡検査
  4. ④ 卵胞モニター
  5. ⑤ 頚管粘液検査
  6. ⑥ 性交後試験
  7. ⑦ 排卵確認
  8. ⑧ 高温期採血
  9. ⑨ クラミジア検査
  10. ⑩ 精液検査
  11. ⑪ 子宮癌検査
  12. ⑫ 腟分泌物培養検査
  13. ⑬ 糖負荷検査
  14. ⑭ その他の検査(流産検査など)

検査時期

検査時期が決まっている項目①~⑧
随時検査が可能な項目⑨、⑩、⑪、⑫、[⑬
※ ⑭の検査については担当医にご相談ください


①低温期採血

月経中、ホルモンの基礎値をみる検査です。
月経1~5日目の時期に採血をします。
検査項目:LH、FSH、PRL 《必要に応じてE2(エストラジオール)、テストステロン》

②子宮卵管造影(HSG)

卵管の通過性と子宮の形態をみる検査です。
月経があった日を1日目として月経10日目以内かつ出血がない時期に行うことが多いです。
月経終了直後が一番適した時期です。
子宮の中に風船がついた管を入れます。その風船を栓にして子宮の出口を塞ぎ、造影剤を子宮の中に流します。透視というレントゲンの機械で造影剤が卵管から流れてくることを確認します。

排卵前は放射線被爆の影響はほとんどありませんので、検査をした周期でも妊娠が可能です。この検査をすることによって、卵管のお掃除になり妊娠する方も少なくありません。
受精の場である卵管の通過性、また卵管が腫れているかどうかの有無を確認することはとても大切なことです。検査の結果により治療方針が大きく変わることもあります。

*注1
子宮卵管造影は当院にて行うことができません。
当院から徒歩3分の距離にあります矢内原医院(0467-44-1188)で行います
月曜から土曜日午後4時までで、60分程度かかりますのでご了承ください。
*注2
予約は当院でおとりします。検査予約をとる前に別紙で後日ご案内いたします。
*注3
お子様連れではこの検査はできません。
*注4
食事について
午前中に造影剤をいれる検査を行う場合は当日の朝食をとらないでください。
午後に造影剤をいれる検査を行う場合は当日の昼食をとらないでください。
検査終了後の食事はいつも通りとっていただいて問題ありません。
お渡しする別紙参照してください。

③子宮鏡検査

子宮の中に細いカメラを挿入し、受精した卵の着床の場に、子宮内膜ポリープや子宮筋腫がないかどうかを調べます。
子宮卵管造影と同じ時期で、月経終了後から月経10日目以内の時期に行うのが適当です。
不妊治療を繰り返していても、赤ちゃん着床する場所に子宮内膜ポリープや子宮筋腫があると妊娠しづらいというデータがあります。

*注1
お子様連れではこの検査はできません。

④卵胞モニター(超音波検査)

卵が入っている水の袋のようなものを卵胞と呼びます。卵巣にあるその卵胞を超音波という機械でみて、発育しているかどうかを確認していきます。
卵胞は自然周期ですと平均18~21mmで破れて排卵します。小さめで排卵したり、大きめで排卵したり、また、その月経周期によって排卵までの卵胞サイズが違っていきます。排卵時期を確実に把握してタイミングをとるために必要な検査です。

⑤頚管粘液検査

排卵前にはエストラジオール(E2)というホルモンが分泌されます。そのホルモンに頚管という子宮の出口が反応して粘液を産出し、精子を受け入れやすくします。その粘液の性状や量を検査します。

⑥性交後試験(フーナーテスト、ヒューナーテスト)

排卵時期にタイミングをとってもらった後、頚管粘液の中に精子がどのくらい動いているか顕微鏡で検査をします。
タイミングをとった夜の翌朝、またはタイミングをとった日に検査をします。
この検査は、排卵や性交の時期などにより偽陰性が出やすい検査です。
一度結果が陰性だとしても、がっかりする必要はありません。
けれど、繰り返し結果が陰性だった方は、タイミング指導を受けるよりも早めに人工授精(AIH)や体外受精(IVF)などのステップアップをお勧めします。

⑦排卵確認(超音波検査、ホルモン採血)

超音波検査で見えていた卵胞が破れていることを確認します。そのほかは、基礎体温、子宮の出口の状態、採血などで確認できます。

⑧高温期採血

排卵後の卵胞(卵が入っている水の袋のようなもの)は、黄体に変化して、そこからプロゲステロンというホルモンが分泌されます。このプロゲステロンの働きで基礎体温が上昇して高温期になります。このホルモンを測定します。

⑨クラミジア検査

採血で抗体を測定する検査と、子宮の出口(子宮頚部)を綿棒でぬぐい、そのなかにクラミジアがいるかどうか調べる検査があります。
クラミジア感染症は卵管のまわりに癒着をおこしたり、卵管を閉塞させたりする原因となる感染症です。

⑩精液検査

男性側の検査になります。
禁欲期間は2日(48時間)以上~7日以内としてください。
採精容器に用手的(マスターベーション)に採っていただき、ラベルと名前を記入していただきなるべく早くご持参ください。
精液量、1ml中の精子濃度、運動率、奇形率を調べます。
検査は予約制となっており、検査説明を看護師がいたします。ご相談ください。

⑪子宮癌検査


妊娠とは直接関係がないのですが、まずは健康な体であるか確認するために検査をします。(子宮頚癌検診と子宮体癌検診の2種類があります。)

⑫腟分泌物培養検査

妊娠とは直接関係がないのですが、まずは健康な体であるか確認するために検査をします。

⑬糖負荷検査

排卵障害がある方の中にインスリンというホルモンが高すぎることが原因のひとつになっていることがあります。糖を負荷した血糖やインスリンの反応をみて薬が必要かどうか判断します。
朝、絶飲食で来院していただき、2時間くらいかかる検査です。
検査前には看護師から検査説明があります。

⑭その他の検査


さらに必要な場合には、
ホルモン負荷検査、抗精子抗体検査、染色体検査、習慣性流産検査なども行っております。
保険では行うことができない検査もあります。担当医師にご相談ください。