COVID-19感染症によるウィルス性肺炎で入院した生殖可能年齢の患者について検討した研究。妊婦は非妊婦に比べてICUへの入院頻度は高かったが、死亡率は妊婦より非妊婦の方が高く、また人工呼吸器の使用率は妊婦と非妊婦で差は認められなかった。また、人工呼吸器を使用した場合においては、妊婦は非妊婦と比較して死亡率が低かった。
COVID-19感染症による精子への影響を検討した研究。COVID-19感染症後、性質の質(運動率、精子数)の低下する可能性があることが示された。推定回復期間は3か月であるが、少数の男性に永続的な精子の損傷が生じる可能性があり、追加研究が進行中である。
概日リズム(体内時計によってコントロールされる1日の生活リズム)の障害とPCOS患者の男性ホルモン過剰が関係するか検討した研究。研究の結果、概日リズムが乱れているPCOS患者は末梢のアンドロゲン代謝の調節が阻害されており、男性ホルモンが過剰となる可能性が示唆された。PCOS管理において概日リズムの調節が重要であることが示された。