当院では、2021年から「Double Stimulation=Duo」と呼ばれる採卵方法を積極的に取り入れています。
カテゴリー: 培養部―卵・胚について
レスキューICSIのむずかしいところ
前回の記事で、“レスキューICSIをする・しないの基準、レスキューICSIをするのはどんな卵か”ということをお話ししましたね。今回は…
・レスキューICSIをした卵が正常に受精しなかった!なぜレスキューICSIしたの??しないほうがよかったのでは…??
・IVFをした卵が未受精だったといわれた、成熟卵で受精できる状態だったのに。なんでレスキューICSIしなかったの?
という疑問に対してお話していきます。(※今回もわかりやすさ重視のため、詳細については割愛している部分があります)
レスキューICSIって必ずするの?いつするの?
・レスキューICSIの希望を出したのにレスキューICSIしなかったと言われた。必ずするものではないの??
・採れた卵のうち半分しか受精しなかった。なんでレスキューICSIしなかったのか?すればもっと受精できたのでは??という疑問にお答えしていきます。
※レスキューICSIとはそもそもなに??ということは、こちらをお読みください。
採卵で採れる卵の分類 ②
採卵で採れる卵の分類 ①
今回は”採卵して採れる卵にはいろいろな種類の卵がある”というおはなしをします。
「5個採卵したのに1個は変性卵で2個は未熟卵でしたっていわれたけどどういうこと?」
「変性卵ってなに?未熟卵は受精できないってどうして??」
といった疑問にお答えします。
体外受精・採卵を行う方へ
患者様が“人工授精からステップアップする!”、“初めて採卵・体外受精をする!”と決めた場合、体外受精を初めて行う方向けの資料を、医師や看護師からご提示されると思います。また、医師との体外受精オンラインカウンセリングを受ける方もいらっしゃいますね。
凍結胚移植についてのまとめ
今までの投稿で胚の融解やアシステッドハッチング(AHA)など、凍結胚移植に関わる事柄をいくつか紹介してきました。
関連する過去の投稿を改めて振り返りながら、今回は胚盤胞の凍結胚移植・胚凍結報告書の妊娠率表の見方について、お話していきます。
凍結胚の融解について
以前に胚の凍結についてお話ししましたが、今回は凍結した胚の融解についてお話いたします。
着床前診断について②
前回は、着床前診断がどういうものなのかという話をしましたが、今回は着床前診断の方法について紹介します。
着床前診断について①
着床前診断(PGT:Preimplantation Genetic Testing)とは、体外で受精させた胚の一部の細胞を用いて染色体や遺伝子の検査を行い、正常である可能性の高い胚だけを子宮に戻して育てることです。