受精時の卵について

前回は正常に受精するための透明帯のはたらきについてお話ししましたが、では実際に受精が起きると卵にはどのような変化が起きるのでしょうか??

LHというホルモンは卵子の成熟を促します、というおはなしをしたときに、未熟な卵子、成熟した卵子はどのような見た目をしているのか、こちらの図で説明しました。LHサージによって未熟だった卵子は減数分裂ということをして、極体と呼ばれる物体が見えるようになる、ということでしたね。

 

成熟する過程で起こる減数分裂は“第1次”減数分裂・出てくる極体は“第1”極体とよばれます。精子が卵に侵入すると、“第2次”減数分裂が起こり、“第2”極体が見えるようになります。第二極体は精子が侵入してからだいたい2~3時間後に見えるので、極体が2つ見えれば受精兆候があると判断できます。

その後、精子が侵入してから半日程経つと、卵に2つの前核(染色体があつまったもの)が出てきます。こちらが確認できれば正常に受精をしたと判断しています。

前回、透明帯のガード機能をお話ししましたが、複数の精子が侵入してしまうとこの前核が3個以上見え、多核受精という判断になります。