着床前診断について②

前回は、着床前診断がどういうものなのかという話をしましたが、今回は着床前診断の方法について紹介します。

着床前診断の検査をするために、胚の一部から細胞を取り出す必要があります。卵は透明帯に覆われていますので、透明帯に細胞を取り出すための穴を開ける必要があります。この穴を開ける方法は、以前ブログで紹介した「アシステッドハッチング(AHA・孵化促進法)について」と同じ方法ですので、そちらをご覧下さい。

透明帯に穴を開けた箇所から、収縮と拡張を繰り返した胚の一部の細胞が出てきます。このような胚をガラス管で固定し、今度は細胞の吸引が可能な穴の開いたガラス管を使用して、出てきた細胞の一部を取り出していきます。

 

 

次に、細胞を吸引した状態のまま、胚を固定していたガラス管と細胞を吸引していたガラス管同士をこすり合わせて、細胞を切り離します。この切り離した細胞を検査に用います。

検査をしている期間中、胚は凍結保存をしておき検査結果が分かり次第胚を移植します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上は胚盤胞での検査方法で、栄養外胚葉(TE)と呼ばれる将来胎盤になる部分から5細胞程取り出すため、胚への影響はないと言われています。