培養室のお仕事~体外受精時の精子調整②~

Swim-up法について、具体的に図を交えて説明していきます。密度勾配法は、成熟精子と死滅精子の密度の差を利用した調整法でしたね。今回のSwim-up法は精子の運動性を利用した調整法です。

まずは人工授精時と同様、密度勾配法で調整をすすめていきます。調整後の沈殿物(主に成熟精子が回収されたもの)の上に新しいmediumを慎重に重ね、2層の構造をつくります。

そして層を崩さないように20分ほど静かに置いておきます。すると、元気に運動している精子は下層にとどまらず、上へ上へと泳ぎだします。

20分後、下層には触れず上層の培養液だけ回収すると、自力で泳いで上昇することができた、良好運動精子のみを集めることが出来るのです。

良好運動精子が泳いで上昇することを利用した調整法なので、そのままSwim-up法と呼ばれているのですね。

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