卵が精子を受け入れてくれる期間は6〜24時間以内と言われています。通常媒精では、卵に精子をふりかけてから18~21時間後に受精の確認を行います。
そのため、受精していないと確認した時には、すでに卵子は老化しているため、そこからICSIをしても手遅れとなります。
レスキューICSIは受精確認を通常よりも早い6時間後に行い、受精兆候がない卵にICSIをします。
受精障害を極力レスキューする方法です。受精という最初のステップを逃さないために行います。
※もともと精子の状態が悪い場合(濃度がうすい、運動率が低い等)は、最初から全ての卵にICSIを行います。