流死産絨毛・胎児組織染色体検査(POC)

流産は全妊娠の10~15%に発生しますが、その約半数以上は染色体異常が原因であるとされています。流死産絨毛・胎児組織染色体検査では異常の有無やその種類を診断することが可能であり、流死 産の原因究明の助けとなるだけでなく、その後の妊娠の治療方針を考える上でも重要な情報となります。

この検査は遺伝学的検査であり、検査実施前には患者様ご夫婦へのインフォームドコンセントが必要 です。
POC検体全体での培養成功率は85%以上です。細胞培養が行えない場合は検査がキャンセルとな ることもあります。


適応

  • 患者ご夫婦が流産や死産の原因検索を希望される場合
  • 不育症患者などで、今後の妊娠を考える場合

方法

流産手術から得られた絨毛組織の一部を用います。(自宅等で流産してしまった場合には検査できません)

費用

自費診療 料金表

  • 保険適応について
    過去に1回以上の流産既往のある方を対象に保険の適応があり、当院はその施設認定を受 けています。結果が出ない場合でも返金はありません。
  • 自費になることもあります。自費の場合、結果が出ない場合は返金があります。

ご不明な点はスタッフにお問い合わせ下さい。