神奈川県の不妊治療専門クリニック 矢内原ウィメンズクリニック

「SEED POD」について

培養部 培養部ー精子について
精子の至適温度

精子にとって適切な温度とはどのくらいの温度なのでしょうか?

 

イメージとしてはヒトの体温程度(36℃前後)を思われる方が殆どだと思います。しかしその温度、精子の寿命を縮めています

 

精子の弱点

精液検査をはじめ治療には精子が必要不可欠であり、それに伴う早朝採精や運搬などは患者様にとってご負担かと思います。

持参のご経験のある方は、人肌くらいの温度でポケットなど肌に近いところに入れて持ってくるよう指導があったかと思われます。ポケットってなぜ?と思われた方も多いと思いますが、それは「精子は温度変化が弱点」だからです。

精子と温度に関する研究*(1

上記のグラフは精子を設定した温度ごとに保管し、時間経過による運動率と生存率の変化を表しています。

高温下(37℃程度)では精子運動率、生存率共に著しく減少し、低温下では運動率が大幅に低下しています。高温・低温保存では治療はもちろん検査等でも使用できるとは言い難い状態であることがわかり、生存率・運動率共に良い状態に維持できるのは20℃程度であると示唆されています。

 


 

TENGA HEALTHCARE.COM「精子(精液)は温度に弱い? 精子にとって快適な環境や温度は何度?」

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