神奈川県の不妊治療専門クリニック 矢内原ウィメンズクリニック

体外受精・採卵を行う方へ

培養部 培養部―卵・胚について 培養部―培養室のおしごと

患者様が“人工授精からステップアップする!”、“初めて採卵・体外受精をする!”と決めた場合、体外受精を初めて行う方向けの資料を、医師や看護師からご提示されると思います。また、医師との体外受精オンラインカウンセリングを受ける方もいらっしゃいますね。

培養期間をどうするかなど、体外受精・採卵を行う中で患者様に選択していただくこともあります。そのため、あらかじめ患者様に知っておいてほしいことをまとめた資料をご用意したり、わからないことやご不安なことを事前に医師と話し合う機会を設けたりしています。

しかし、資料の中には胚盤胞分割胚レスキューICSIなど日ごろ耳にしない単語も多く、卵子の成熟受精兆候胚の成長などなど、一気に説明されてもなかなかイメージがつかずわからないことも多いと思います。“採卵してそのあとうまくいくだろうか…”という不安もあり、気持ちに余裕がない中でたくさんの情報・知識を理解するのは尚更むずかしいですよね。

それでも、卵子・精子・受精卵(胚)についてある程度理解をされていた方が、体外受精を進めていく中で皆様のためになると思います。わからないことをたくさん抱えたまま治療を行っていくと、“今回の結果はどういうこと?よくわからないけどこのまま治療していいの??”といったような不安な気持ちが、より大きくなってしまう心配があるからです。

そこで、次回以降からは、体外受精をする上で特に知っておいていただきたいポイントや、採卵をされた方からよくお聞きする疑問点・不安点について、お話していきます。今までのブログの内容と多少重複する内容もありますが、最新の当院のデータ等も交えたり、よりわかりやすい表現にしたり、皆さんのためになるような投稿ができたらと思います。

・採卵して次周期には凍結胚移植をするつもりなのに卵が凍結できなかったってどういうこと?

・結局、分割胚移植をしたらいいの?胚盤胞移植をしたらいいの?

・胚盤胞で最高のグレードってなに?

・胚盤胞が凍結できたけど4BBだった、4AAじゃないからだめなんだな…

・採卵したのに受精できない卵があるってなに?未熟卵ってどういうこと?

といった疑問・不安に対してのおはなしや

・胚の評価方法はクリニックによって方法が異なったり、差が生じたりすることもある

・不妊治療をしている方のブログを見るときの注意点について

といった内容を今後掲載していく予定です。

もちろん、現在採卵を行っている方で、なにかわからないことやご不安な気持ちがあれば、医師や看護師などに気兼ねなくご相談ください。培養士から送られてくる採卵後の結果報告メールについても、ご不明点やより詳しく聞きたい点があればそのままメールにご返信ください。培養士から回答をお送りいたします。

また、すでにこちらで何度かご紹介していますが、培養士による直接での説明も行っております。(2020年9月より費用:1回 税込1100円がかかります)

※胚培養士との直接の相談は一時的に休止しています。再開の際はホームページ上でお知らせします

採卵・培養結果について資料を用いながらゆっくりお話ができますので、ご希望の方はスタッフまで「培養士の説明を受けたい」とお声がけください。

医師との診察と同日であれば、特に説明の予約は必要ありません。採血結果の待ち時間でおはなしされる方もいらっしゃいます。

《当日に医師の診察は受けず培養士の説明のみを希望される場合》

通常通り診察予約をお取りいただき、受付時に「診察は受けず、培養士の説明のみを受けたい」とスタッフまでお願いいたします。

現在、混雑防止のため診察時にパートナーの方の付き添い・ご来院はお断りしておりますが、お二人での説明を希望される方もいらっしゃると思います。その場合は、女性・男性それぞれのIDでご予約をお取りの上お二人でご来院し、お二人ご一緒に培養士とお話しすることは可能です。

(培養士の説明受付は18時までです、ご注意ください。)

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